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どんなもしもが 君の未来に わりこんでも かまわないさ 僕はずっと 味方さ
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『中学受験で悩むお母さんサポートセミナー&交流会』
の情報は右のカテゴリーからお入りください。⇒「中受お母さんサポート」

★過去に実施した分の「テキスト・資料」はこちらからご覧いただけます。
 ⇒「テキスト・資料」
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受験シーズン真っただ中です。

大学入試はセンター試験を越えました。
これから私立大学の一般入試が本格的になります。

高校入試も地域によって違いますが、推薦入試があり、
これから私立一般、公立入試が待ち受けています。

中学受験(首都圏)は、明日から本格的に始まります。
1月受験を終え、明日からの本番に向けて心落ち着かない人も多いのではないでしょうか。


●入試直前の受験生へ

入試を直前に控え、どんな心境ですか?

本番が楽しみである、早く来てほしい、という人もいれば、
入試が不安で不安で仕方がない、まだ来ないでほしい、という人もいるでしょう。

どのみち、時間はみな平等にやってきます。
今の時期大切なのは、「腹をくくる」こと。

本番を迎える覚悟はできましたか?
どんな結果でも、受け止める覚悟はできましたか?
最後の最後までやり切る覚悟はできましたか?

「人事を尽くし、天命を待つ」心境にあれば、
本番で力を充分に発揮できることでしょう。

    余談ですが、ある中学受験の母親から「覚悟ができました」との言葉を聞けたことがあります。
    その時私は思いました。「この子は受かる」と。
    大人が覚悟を決めると、子どもも腹をくくりやすくなります。


●受験は何のためにやっていますか?

人それぞれ、いろんな答えがあると思います。

また、自ら選んで受験をしている人もいれば、
好き好んで受験をしているわけではない、という人もいるでしょう。

それでも、ゴールはすぐそこに迫っています。
ここまで来たら、最後までやり抜こう。
力を出し切ろう!ゴールを駆け抜けよう。

そうしてはじめて、受験を通して得られる大切なものが手に入るはずです。
取り組んでいる充実感、やり抜いた達成感、力を出し切った満足感、そして、自らの成長!


●まれに、残念なケースに出会うことがあります。

ここまで来て、ゴールするのをあきらめる人がいるのです。
「受験をしない」とリタイアするのです。

「受けてもどうせ通らないので、受験するのをやめました」
「入試初日の結果がショックで、残りの入試を受けるのをやめました」
「親が不安がって“もうやめよう”と言ってきたので、やめました」

確かに、ショックを回避するための選択の一つではあります。
転んだら痛い。今までの疲労もピークに達しているでしょう。

けれど、転んだら起き上がればいい。
這いつくばってでも、最後までやり抜いた方がいい。
得られるものが違うから。

痛みを知ってなお、前に進んだ経験は、人生の豊かな財産となります。
次の勝負どころで、力を発揮する糧となります。
そしてその時なのです。命の根っこが深くなるのは。

逆に、ゴール直前でリタイアすると、残るものはくすぶった魂です。
次の人生の勝負どころで、本番力を発揮できなくなります。
それは、絶対に避けたいところです。

    もう少し前の時期なら、次に向けて準備を整える「勇気ある撤退」もあるでしょう。
    また、高校受験なら、第一志望ではない所を受けざるを得ないこともあるでしょう。
    それもまた、潔さです。
    それでもここまで来たら、家庭の事情を除き、やり抜くことが潔さです。


●毎年、受験生と向き合っているとつくづく思います。

受験は「成長の階段」を上っているようなものなのだと。

辛い時もあります。大変に思うときもあります。
階段を上っているのです。疲れもしましょう。

それでも「成長の階段」を上っているのです。
上った分だけ、自分が成長しています。

受験を終えたとき、新たな階に着いているでしょう。
その時の自分にふさわしい場が用意されています。
そこでは、成長した分だけやれることが増えています。
また、人から信頼され、任される範囲も広くなっています。
自由と責任の幅が広がり、前より大人になっている自分に気づくはずです。


●入試直前だと、誰もが入試の結果が気になります。

合否の結果は未来のことなのでわかりません。
ある程度の予測はつきますが、結果は開けてみなければわかりません。
偏差値10以上をひっくり返す人もいれば、A判定で涙をのむ人もいるわけです。
それは、神のみぞ知ることです。

けれど、力を出し切り、ゴールを駆け抜けるのなら、
やり抜いた結果だけは、確実に手に入ります!
そして、前より成長した自分だけは、確実に手に入ります!


●それでも合否の結果が気になって、不安に押しつぶされそうな人に伝えます。

大丈夫、死にはしないから(笑)

笑いごとではありませんが、毎年おもちを食べて命を落とす方がいるとニュースで報道されます。
けれど、入試を受けて命を落とした人がいるというニュースは、一度も聞いたことがありません。

命を懸ける勢いで取り組んでいる人ほど、
合格できなかった場合のショックは大きく、
それを思うと不安も大きいかもしれませんが、
大丈夫、命は落としません。

不安なことを考えるのではなく、
いかに力を出し切るか、ゴールを駆け抜けるか、
そこに意識を向けると、おのずと結果もよくなってくるでしょう。


●さぁ、始まります。

自分の力を出し切って!
ゴールを駆け抜けて!
いってらっしゃい。

On your mark, get set, go!

《No.8》やる気を活用するためのサポートをする

〈8-5〉短所を長所として見る

ある年の12月。
塾に来ていた中学3年生のKさんが
入口のカウンターの前で一人で叫んでいました。

「自己PR書が書けないよ~!あ~、どうしよう~!」

自己PR書とは、公立高校前期選抜の提出書類の一つです。
毎年この時期は、自己PR書の書き方で悩む子がたくさんいます。
塾では、まず自分で書いてきてもらい、一緒に手直しをしてくようにしています。
何事も、自助努力が大切です。

ところがKさんは、ヘルプのオーラを全身から出していたので、
タケダは一緒に考えることにしました。

「それで、書けないって何が書きにくいの?」
「自分の長所。だって、長所がないんだもん!」
「長所がない?!」
タケダは言葉を返しながら、それは驚きだという顔をして見せました。

「そう、長所なんてないもん。短所ならいっぱいあるのに!」
「そうか、短所ならいっぱい見えるんだね~」

相手の言葉を返しながら、少しずつ語尾を変え、意味を変え、
視点を変えるように、あいづちを打っていきました。

「ホント、嫌なところばっか!」

そう続けるKさんに、タケダはなだめるように続けました。

「まぁ、短所と長所は表裏一体、表と裏の関係だから、
 短所も見方を変えれば長所になると思うんだよね。
 俺から見たらKさんはたくさん長所を持っていると思うし」
「そんなことないよ~。自分嫌いだもん」
「じゃぁさ、短所なら言えるんでしょう?」
「うん、言える」
「そうしたら、それらをまず紙に書き出して、
 一つずつ長所になるように書き変えていかない?」
「え~、書き変えるなんてできないよ~」
「うん、大丈夫。そこはお手伝いするから」

タケダに促され、Kさんは自分の短所をどんどん出していきました。

「まず、人に厳しいでしょ。そして口が悪くて、頭が悪い。
人に厳しいくせに、自分には甘い。うるさい。よくしゃべる。…」

そうやって7~8個書き出したものを2人で見ながら、
プラスの印象になるように、書き変えていきました。
コーチングでいうリフレーミングと方法です。
(参考:「リフレーミング」)

この時タケダが意識したのは、一般的に言えるかどうかよりも、
Kさんにとってしっくりする言葉かどうか。
いくつかの視点を伝えながら、本人に確認していきました。

「人に厳しいというのは、自分にも厳しいからできることでもあるよね」
「そうかな~。自分に甘いよ」
「う~ん、部活ではどうなの?あれだけ上手なんだから、結構自分にも厳しくしているんじゃないの?」
「まぁ、部活はね」
「言葉を変えると、真剣とか、基準が高い、とも言えるよね」
「はい、部活は真剣です」
「だよねぇ~。あとは、人に厳しというのは、相手にもっと頑張ってほしいという期待をかけていることでもあるし、応援したり励ましたりする意図があるのかもしれないね」
「あ、後輩の面倒見は良いです。いつも励ましています」

Kさん本人の口から、自分の長所が出てきました。

同じように他の短所も長所やプラスの意味にリフレームしていきました。

 ・口が悪い
  ⇒ 率直、素直、言うべきことを言う、はっきりしている、裏表がない
 ・頭が悪い
  ⇒ (勉強に関しては)できていない人の気持ちがわかる、優しさ
    (勉強に関しては)他人に厳しくない、勉強以外に興味関心を持っている
 ・自分に甘い
  ⇒ (自分に甘いと思っているということは)向上心がある、基準が高い
 ・うるさい・よくしゃべる
  ⇒ 明るい、活気がある、人を引き付ける話ができる
  ※それだけよくしゃべるんだから、頭が悪いとは言わない

言葉や意味を書き変えると、Kさんは、少しにこやかに、穏やかに、
それでいて真剣に自己PR書を書いていました。

 

「自分の長所がわからない」というのは、なにもKさんに限った事ではありません。
思春期の子にはよくあることです。

もしも周りの大人たちが、

 ・短所を長所として見る
 ・マイナス面からではなくプラス面から見る

というサポートをしてけば、
その子の自己受容の範囲が広がり、自己信頼感が深まり、
自信がやる気となって、勉強や活動に表れてくることでしょう。

あなたが関わる身近な子は、どんな良い面を持っていますか?
ふだん気になることも、見方を変えればどんな良い面を持っていますか?

《No.8》やる気を活用するためのサポートをする

<8-4>霧を晴らす(後半)

●現状を明確にする

入試直前の2月。塾内で多くの受験生が自習に来ています。
中学3年生のSさんも同じく、塾に毎日のように自習に来るようになりました。
後期入試に向けて、切羽詰まった表情で受験勉強に取り組んでいます。

ある時、不機嫌な顔でタケダに言いました。

「勉強しているのに、全然点数上がらない~!どうして!」

怒っているのに今にも泣き出しそうな表情が、彼女の心境を物語っています。
タケダはSさんを席に座らせて、話を聴きました。

Sさんが興奮しているのが少し冷めるように、一通り話を聴いてからタケダは話しだしました。

「そっか~、頑張っているのに点数が上がらなくて困っているんだ~。
 それは確かに嫌だねぇ。最近、Sさん頑張っているのは俺も知っているし、
 何とかしたいねぇ」

一呼吸入れ、少しテンションを高め、明るく続けました。

「ところで、最近見違えるように頑張っているけど、1日何時間勉強しているの?」
「うんと~、学校から直接塾に来て9時までやっているから~、5時間くらいやってる!」
「おぅ、5時間かぁ、受験生の基準をクリアしたねぇ!すばらしい」

タケダは、紙に「5時間/日」と書きながら続けました。

「それで、1日5時間勉強し始めたのはいつから?」
「前期(試験)の発表後だから、1日からかな」
「1日から。ということは、始めてから今日で5日目。5時間×5日で…?」

タケダは式を紙に書き出しながら、Sさんに視線で答えを促しました。

「25時間」
「うん、25時間。5教科で割ると1教科あたり…?」
「5時間、……!!」

そう言ってSさんは大きく目を見開き、口元をゆるめました。

「気がついたようだね。確かに最近頑張っているけど、
 1教科あたり5時間だと、まだ成果は見えないかな。
 定期テストの勉強1回分に満たないくらいだからね。
 けれど、この調子で頑張って行けば、あと17日あるから、
 1教科あたり17時間はできるから、もう少し点数を上げられると思うよ」

その後Sさんは泣き事を言わずにやるべき事を必死に取り組んでいました。
1日6時間取り組む日もあり、恐らく「このままで大丈夫だろうか」という不安や危機感はあったと思います。しかしそれは健全な範囲であって、不安に押しつぶされて、やる気が萎えるようなことはありませんでした。
結果は、やるべきことをやっている人にはついてくるものです。
Sさんは見事、志望校に合格しました。


「頑張っているのに成果が出ない!」
というときには、それまでの質が低いか、量が足りていないかののどちらかです。
(あるいは、成果が出ているのに出ていないと感じている、ということもあります)

Sさんのケースでは、彼女が通った足跡を明確にすることで、
彼女自身が、量が不足している事に気がつき、心の霧が晴れました。
霧が晴れれば、前に進むだけです。
もともと、進むべき目標も、やる気もあったのですから。

本日、第5回目を迎えた「中受ママサポートセミナー」。
毎度のことながら、参加者のお母様方は元気がよく、
話に花が咲いていました(^^)


本日扱ったテーマは2つ。

1.塾選びの基準
2.ブレない自分の「軸」づくり


●1.塾選びの基準では、付箋を使ったブレーンストーミングをしました。

「責任者の人柄」
「合格実績」
「家からの近さ」
「学校の友達の多少」
「お金」
「子どもが気に入ったところ」
などなど、たくさんの基準が出ました。

様々な視点、自分とは違った視点を知ることで、
まだ塾に通っていない方にとっては、今後の塾選びに参考になったようですし、
すでに塾通いを始めている方にとっては、「私も同じ」と共感を得たり、
「どこでも同じ」「結局は自分と子ども次第」と気づきや再認識を得ていました。

あなたは何を基準に塾を選びますか?


●2.ブレない自分の「軸」づくりでは、
日々のこまごましたことに一喜一憂することなく、穏やかな自分でいられるように、
自分の「軸」について考えました。

「軸」を樹で例えると、枝や葉ではなく、幹や根っこの部分です。
ここがしっかりしていると、枝や葉が生い茂り、
成果物である果実もたくさん収穫できますね。


ある小学五年生(当時)のお母さんの話を毎月聞いていました。
コーチング・セッションといって、定期的に話を聞く機会を設けていたのです。

はじめのうち、お母さんは子どもに怒ったこと、夫に対していらいらしたことなど、
とにかく感情的に話をしていました。
30分の時間のうち、20分くらいは話していたでしょうか。

それが、ある時ピタッと止まりました。
「この2週間を振り返ってお子さんとの関係はいかがでしたか?」と聞くと、
「そういえば、この2週間、一度も怒っていないわ」と。

何がそうさせたのか、後から聞ききました。
すると、
「3年後、子どもとどんな関係でいたいか?」
「受験を振り返って、どんな受験にしたいか?」
ということを、それまでのセッションで話をしていくうちに、
自分の中の価値観や姿勢が固まってきたというのです。
自分の「軸」がしっかり築かれてきたということでしょう。

さらに、受験を終えて振り返ったとき、こうも話していました。
「自分の中に「軸」があったから、受験を乗り越えられた。
 不安なことはたくさんあったけれど、子どもに当たり散らすことがなくなり、
 
 受験当日も意外と冷静に、心穏やかでいられた」


今日のセミナーでも、自分の「軸」づくりの導入として、

「受験を振り返って、どんな受験だったと言いたいですか?」
「3年後、お子さんとどんな関係でいたいですか?」

という2つについてグループで考えを出し合いました。

答えは一つではありません。人それぞれ違った答えがあることでしょう。
それでも、自分なりの答えを見つけていくることが、
ブレない自分の「軸」づくりに役立ち、心穏やかでいられることでしょう。

今回参加されなかった方も、是非、考えてみてください。
「受験を振り返って、どんな受験だったと言いたいですか?」
「3年後、お子さんとどんな関係でいたいですか?」


●他にも、自分の「軸」づくりに役立つ質問リストを資料の最後に載せておきました。
ホームワークとして出していますので、今回参加された方も、
今回参加できなかった方も、ぜひ、取り組んでみてください。

お子さんが毎日取り組んでいるホームワークより、少ないですから(笑)

資料はこちらにアップしました。 ⇒ 第5回(10月実施) テキスト


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