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どんなもしもが 君の未来に わりこんでも かまわないさ 僕はずっと 味方さ
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中学受験で悩むお母さんのためのサポートセミナー(3回目)を
7/12(火)に麻生市民館で開催しました。

多くの参加者が目を輝かして参加している姿が印象的でした。

内容は「コミュニケーションのタイプを知ろう」ということで、
タイプ分けをして、グループごとに特徴をあげていきました。
別れたグループによって、その後の反応が違ったので、
参加者は、タイプによって全然違うのだということがお分かりいただけたのではないでしょうか?


さて、セミナー時にご回答いただいたアンケートに、

「タイプ別の具体的な方法をもっと教えてほしい」

というご要望がありました。

お薦めの本を紹介します。


●『図解 コーチング流タイプ分けを知ってアプローチするとうまくいく』
(鈴木義幸/ディスカヴァー・トゥエンティワン)




タイプ分けを知ると、
「私は○○だから~~だ」
「あなたは△△だから~~だ」
のように、全てを当てはめようとする人が中にはいますが、
全てが当てはまるわけではありません。

セミナーでも扱いましたが、
「その傾向がある」だけです。

ではなぜタイプを知るといいのかと言うと、
タイプを知ることで、

「同じことでも、人によって受け止め方が違う」
「私にとって当然のことでも、人によっては当然ではない」

という他者理解につながるからです。

(「自分がどうしてこのような藩のをするのかがわかりました」
というお声もいただきました。
自己理解にも役立ちますね。)

知ったからといって、すぐに使えるものではありませんが、
知ったことで、他人を理解する視点を手に入れました。

お子さんや旦那さん、あるいは地域の方や職場などで、
いろいろと観察してみてください。
何度も何度も、資料や本を見返しながら、観察することで、
相手への理解が深まるはずです。

そして、そうやって相手を知ろうとする行為は
相手に興味関心を寄せることであり、
「承認」行為なのだと僕は思います。

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《やる気のトリセツ(取扱説明書)》を連載でご紹介しています。
 

前回までの内容はこちら
⇒ やる気のトリセツ(1)(2)(3)(4)(5)(6)(7)

《No.8》やる気を活用するためのサポートをする

<8-3>評価をせずにありのままを受け止める

心のブレーキは、「失敗に対する恐怖心」だけではありません。
「他人の評価に対する恐怖心」もまた、心のブレーキになります。

たとえば、次のような子はいませんか?

 ・悪いテスト結果を隠そうとする
 ・苦手意識のあることを避ける
 ・ウソをつく
 ・親や大人の期待を先読みして行動する
 ・自分がどのように見られるかを意識して、相手に合わせようとする

これらは、「他人の評価に対する恐怖心」が行動に表れたものです。
もちろん、これらは人が社会に適応していくために必要な
健全な心の働きでもありますから、決して悪いことではありません。
ただし、過剰に適応しすぎると、「自律」ではなく
他人の評価で生きる「他律」するようになります。

親や先生の期待に応えようと、一見頑張っているように見える子でも、
「他律」で生きる子は、自分なりの目的意識は持っていないので、
期待されないと取り組まないようになります。
そして、従順であることに疲れると、ときに激昂し、ときに哀れっぽくなり、
場合によっては、神経症や心身症などを患うこともあります。
大事なテスト前になると、お腹が痛くなる子が周りにいませんか?


では、どんなことが原因で、「他律」で生きるようになるのでしょうか?
考えられる要因は様々ですが、
その子の気質と、周りの環境が大きいようです。

一般的には、身近な親や先生が、常に厳格、頑固、強制などの態度をとり、
命令、禁止、批判で子どもを監督していると、
「他律」で生きるようになりやすいようです。

「早くしなさい」
「それはダメだって言っているでしょう」
「私の言う事を聞きなさい」
「なんでそんな簡単なこともできないの!」

こう言う言葉はかけたくないものです。
たとえ、それらの行為が、子どもに対して愛情を持っていたとしても。


では、どうすれば「他律」にならずにすむのでしょうか?

対処法は様々ですが、
「他人の評価に対する恐怖心」が原因であるならば、
・良い悪いの評価をせずにありのままを受けとめる
・指示・命令や誘導・強制ではなく、
自分で考え、自分なりの意思を伝えるように促す
ことが効果的だと思います。
そのためには、まず、安心・安全の場を作ることが最も大切なことでしょう。
 

一つ、事例を紹介します。

-------------------------------------------
中学生のA君は、学習塾の授業中、私が席の近くを通るだけでビクつく子でした。
意識が目の前の学習ではなく、周りに向いています。
親や先生の言葉には「はい、わかりました」と
その場は全てを受け容れる態度をとります。
テスト結果はほとんど持ってきません。
他人の評価を過剰に意識している典型的な「他律」で生きている子でした。

そんなA君も、時とともに徐々に変わっていきました。
私が席の近くを通っても、目の前の学習に集中するようになりました。
「数学のこことここがわからないから、もっと教えてほしい」
と自らの苦手単元をオープンにし、自ら要望するようになりました。
この変化は、書面では表しがたい、とても大きな変化です。
「A君の人生が変わった」と私は確信しています。

ではどうしてこのような「他律」から「自律」へと変化していったのでしょうか?
一番の要因は、母親の関わり方が変化したことだと思います。

A君が小学生の頃、母親は
「あれをしなさい!これをしなさい!」
「あれはダメ!これはダメ!」
「何を考えているの!それはやっちゃいけないと言ったでしょう!」
と命令・禁止・批判で支配しようとしていました。

また、子どもに対する不安から、自分でやらせた方がいい細々としたことまで
「手出し口出し」をする過干渉でもありました。

そして、上手くいかないことが続くと、
「もう勝手にしなさい」
と突き放すことも度々あったようです。


そんな母親も、A君が中1の終わり頃になるとずいぶんと変わっていきました。
不安を抱えながらも、支配したい欲求をだんだん手放すようになり、
A君本人の意思や選択を尊重するようになっていきました。

ときに「手出し口出し」しすぎることもあったようですが、
結果を期待するのではなく成長を信頼し、
A君の味方となって安心・安全の場を作るよう心がけていました。

この変化は、面談に来る母親の表情や態度、姿勢によってはっきりと見て取れました。
とても大きな変化です。
このために、どんなに悩み、苦しみ、自らを律してきたことでしょう。

母親の努力が功を奏して、A君は前述したように、自律していったのですが、
A君が「他律」から抜け出し「自律」するまでの変化には、数年を要しました。
一度、「他律」「で生きるようになると、「自律」するまでに時間がかかるようです。
しかし、その後の長い人生を考えれば、貴重な数年だったのではないでしょうか。
A君と母親に拍手!!

-------------------------------------------

愛するがゆえに厳しくしてしまうことがあります。
転ばないように心配するからこそ、手出し口出ししてしまうことがあります。
期待するがゆえに、他人と比較して、良い悪いの評価をすることがあります。
子を想う親、熱心な先生ほど、これらは手放しづらいことのようです。

それでも子どもが「他律」ではなく、「自律」できるように、手放しましょう。
「転ばないように心配するより、起き上がる練習をさせる」
「結果を期待するのではなく、成長を信頼する」
「行動を監視するのではなく、子どもの存在を見守る」
そんなスタンスで接したいものです。

そうして子どもが、自分で考え、自分で決め、
自ら行動する人として成長すれば、
周りに左右される「やる気」ではなく
自分の内側からわき出る「やる気」を自然と活用するようになることでしょう。
 

本日はコーチング・セミナーのご案内です。

NPOの共育コーチング研究会が主催している
毎年恒例のコーチング・フェア


第9回を迎えた今年のテーマは

「コーチング、大人が育つと子どもも育つ
 聞こう!話そう!!やってみよう!!!」


 ☑ 子どもの自信を育みたい!
 ☑ 子どもの強みを伸ばしたい!
 ☑ 思春期の子と関係をよくしたい!
 ☑ 子どもとの信頼関係を深めたい!
 ☑ 自分の軸を作りたい!
 ☑ コーチングに興味がある!
 ☑ コーチングを子育てや指導に活かしたい!

ひとつでも当てはまる方には、とても役立つフェアです。
僕もスタッフとして参加しています。
興味のある方はぜひお越しください。


共育コーチング研究会HPはこちら
⇒ http://www.ciie.net/

*****************************************

共育コーチング研究会主催
第9回コーチング・フェア開催のお知らせ


今年も、たくさんの体験と事例を共有しあいながら、
明日から使えるコーチングのヒントを持ち帰れるチャンス、
第9回コーチング・フェアの開催が決定しました。
毎年たくさんの皆さまに「来て良かった!」と好評いただいています。
皆さまお誘い合わせの上、ぜひお越しください。
 

【テーマ】
  コーチング、大人が育つと子どもも育つ
  聞こう!話そう!!やってみよう!!!
 

【日時・会場・参加費・対象等】
 日  時:2011年7月24 日(日)10:00~16:30(9:30 受付開始)
 会  場:東京ウィメンズプラザ
       東京メトロ銀座線・半蔵門線・千代田線「表参道」駅から徒歩7分
 参 加 費 :1,000 円(当日払い)
 対  象:教育関係者、教育に活かすコーチングに興味をお持ちの方、
       お子さんがいらっしゃる方、学生の方(高校生以上)
 参加人数:先着120 名 (※各分科会には定員があります。)

※ 詳細な内容やタイムスケジュールなどはちらしをご覧ください。
※ 昨年までのコーチング・フェアの様子はHPでご覧いただけます。
 

【分科会】詳細な内容についてはちらしをご覧ください。

●午前の部
1.初めてのコーチング(初めての方向け)
2.キャラ別コミュニケーション(1回以上は参加している方向け)
3.コーチング・エクササイズ(複数回参加している方向け)

●午後の部
4.子どもの強みを伸ばそう!(お子さんをお持ちの方向け)
5.10代〈思春期〉へのコーチング(10代のお子さんをお持ちの方向け)
6.教育関係者&先生サポート(教育関係者、先生向け)
7.学生だってコーチング~魅力ある自己紹介編~(学生向け)


【申込方法】
共育コーチング研究会のホームページ、申込フォームよりお申込みください。
申込受付期間:2011年6月15日(水)~7月15日(金)

※参加人数に達した場合は受付期間内でも申し込みを終了することがあります。
※託児の準備はありません。
※当日のお申込は準備の都合上お断りします。

【問い合わせ先】
メールアドレス:ciie.fair@gmail.com (担当:柳原)

学力が高い子と低い子の違いはどこにあるのでしょうでしょうか?
あるいは、
学力が伸びやすいこと伸びにくい子の違いはどこにあるのでしょうか?

この質問をすると、いろんな答えが返ってきます。
たとえば、次のような答えです。

 □ 学習習慣
 □ 生活習慣
 □ 頭の良し悪し
 □ やる気の違い
 □ 向き不向き
 □ 家庭環境
 □ 家庭の経済事情
 □ 高めあう友達の存在
 □ 良い先生との出会い
 □ 愛情を充分に与えられたか
 □ 忍耐力
 □ 努力する才能
 □ 性格
 □ 学習方法
 □ しつけ
 □ etc.

どれをとっても、学力との関係はありそうです。
唯一正しい答えが決まるわけではないのですが、
影響が大きいものと、比較的小さいものはありそうです。

教育の現場で多くの子どもたちと関わってきた中で、僕が思うのは、
高く安定した「自己評価」を持っている子ほど、学力は高く、また、伸びやすい
ということです。

そして、「自己評価」を基盤として、その上に立つ学力の支えとなるものが、
「ルール・習慣」だと、僕は思います。

5106aab0.jpeg






多少の表現の違いはありますが、
このことは、教育学や心理学でも、よく言われていることなので、
特別な新しい考え方ではありません。


●なぜこうなるのか?
理由はいろいろありますが、
自己評価が高く安定している人と、そうでない人の違いを見るとわかりやすいでしょう。

▼自己評価が高く安定していると、次のような形で現れます。

 ・目標を達成するためい粘り強く努力を続けることができる
 ・困難にぶつかったときに頑張ることができる
 ・失敗から早く立ち直ることができる
 ・Noということができる
 ・劣等感をおぼることなく、助けを求めることが得切る
 ・長所や短所を含めたうえで、自分を肯定的にとらえることができる
 ・他人のことを考える余裕が持てる
 ・ほめられても批判されても、比較的冷静に受け止めることができる
 ・小さなことで動揺せずにいられる
 ・ストレスを感じにくい


▼自己評価が低かったり、安定していなかったりすると、次のような形で現れます。

 ・あきらめやすい
 ・失敗を過剰に恐れて、新しいことに取り組まなくなる
 ・いつも他人の目が気になって、自然にふるまうことができない
 ・周囲が気になって、目の前のことに集中できない
 ・自分は弱く、ひとりぼっちだと感じ、落ち込みやすい
 ・人に嫌われることや、してはいけない行動をわかっていてもしてしまう
 ・上手くいかないときに、わかっていても、自らその状態を悪化させる
 ・人に助けを求めなくなる
 ・人や物事の悪い面、暗い面ばかり見るようになる
 ・人と比較しすぎて、優越感と劣等感のジェットコースターに乗ったように感情の起伏が激しくなる
 ・ネガティブな感情が強く出て、動揺しやすい
 ・ストレスを感じやすい

自己評価の持ち方による違いを見て、どんなこと感じましか?
学力に大きく影響するのは、ご理解いただけたでしょうか?
一番上の項目を比べて見るだけでも、

高い:目標を達成するためい粘り強く努力を続けることができる

低い:あきらめやすい

の違いがありますから、わかりやすいと思います。
いろいろな研究結果でも、学力と自己評価の相関関係は説明されています。

また、良い自己評価を持つことは、学力だけではなく、
スポーツや芸術、仕事、人間関係をうまくやっていく上でもとても大切な基盤となるでしょう。


それでは、
どうすれば自己評価を高めることができるのでしょうか?
どうすれば自己評価を安定させることができるのでしょうか?
自己評価の低い子に対してどんなサポートが効果的なのでしょうか?
逆に、避けた方がいいことは何でしょうか?

そういった疑問に答えるべく、今後、
「自己評価」について様々な角度から、ブログに書いていこうと思います。

川崎市教育委員会の委託事業で実施しています
「中学受験で悩むお母さんサポートセミナー&交流会」。

お陰様で、募集してから1ヶ月で30名もの方に応募いただきました。
本当にありがとうございます。

通年(全9回)で実施していますので、
これから参加することも可能です。

「知ったときには始まっていたわ」という方も、
「全ては参加できないかもしれない」と思って足踏みしていた方も、
興味のある方は一度ご参加ください。

次回は

 【日時】6月21日(火)13:30~15:30
 【場所】麻生市民館3F 視聴覚室
 【参加費】無料   【定員】45名

です。

内容は「子どもが伸びる聴き方・ほめ方・叱り方(2)」です。

「子どもの自己評価を高める親の関わり方」や、
「夏の過ごし方」などを扱います。


ご友人・お知り合いの方もお誘いのうえ、お越しください。


------〔お問合せ〕--------------

麻生市民館3F 社会教育振興係
℡:044-951-1300 FAX:044-951-1650

麻生市民館HP
→ http://www.city.kawasaki.jp/88/88asaosi/home/

HP内の講座案内
→ http://www.city.kawasaki.jp/88/88asaosi/home/kouza/kouza.html

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お待ちしております♪



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