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第4回の後半に演じた寸劇のスクリプトを紹介します。
【パターン0】 問答無用 母「何この点数!」(怒り) 母「何でこれしか取れないの!?」 母「本当にダメね!」 母「いつもダラダラしているからでしょ!」 母「もっと勉強しなさい!」 母「もうゲームは禁止ね!」 一方的ですね。。。 お母さん、ちょっと他のことでもイライラしていたのかもしれません。 そんなフラストレーションを解消してくれる誰か聴き手がいたら、 少しは楽に、冷静に話せるのだと思います。 誰か、話を聴いて! 【パターン1】 攻撃的 母「テスト返ってきたわよ。これを見てどう思うの?」(怒り) 子「いや、悪いと思うけど・・・」 母「何が?」 子「算数が・・・」 母「何でこうなったと思う?」 子「いや、問題難しいし、塾の授業がわからないんだもん」 母「じゃぁ、質問しに行けばいいじゃない。塾の先生も言っていたわよ。 今日授業の前に行ってきたら?行くの、行かないの?」 子「・・・。」 母「はっきりしなさい!」 子「じゃぁ、行く」(渋々) セミナーで見せた寸劇では、 攻撃な態度が「質問」を「詰問」にしていました(^^;) 人事だと笑って見れるのが、寸劇の良いところです。 自分も同じだと思った人は、落ち込みすぎないようにしましょう。 多くの家庭でよくある場面のようですから。 大切なのは、次の問い。 「ここから学べることがあるとしたらなんですか?」 【パターン2】 受身的 母「テスト返ってきたわよ。これを見てどう思うの?」(恐る恐る) 子「うるさいなぁ」(嫌々) 母「そう、ごめんね」 ⇒謝らなくていい 母「でもね、このままじゃ困るわよ。これからどうするつもり?」 子「そんなの分かんないよ」 母「こまったわねぇ。・・・。じゃぁ、どうする?受験止める?」 ⇒極端!止めたいのは自分? 子「う~ん、やるよ!」(ふてくされながら) 母「ムリしなくていいのよ」 子「やるっていってるでしょ!」(怒り) 母「あら、ごめんなさい。そんなに怒らないでよ。あなたのために言っているんだから・・・」 子(態度で怒り)眉をしかめて、母を見る セミナーでは、「ごめんね」のときに、みなさんから笑いが起こっていましたね(笑) あの笑いは何だったのでしょう? 共感か?嘲笑か?それとも演技に対する喝采か?! 感じ方は人それぞれ。 【パターン3-1】 I'm OK, You're OK. (←コーチングでは、アサーティブな関わり方と言います) 母「テスト返ってきたわよ。これを見てどう思うの?」(ニュートラルに) 子「うるさいなぁ」(嫌々) 母「うるさく感じるかもしれないけれど、大切なことだから少し話をしましょう」 子「今、ちょっと忙しいの」 母「あら、そう。わかったわ。いつだったら話せる?」 子「うーん、明日の夜」 母「じゃぁ、明日の夜に話しましょう」 【パターン3-2】 I'm OK, You're OK. ※子「」の内容は想像にお任せます。 セミナーのデモでは、適当に言ってもらいました。 母「テスト返ってきたわよ。これを見てどう思うの?」 (ニュートラルに) 子「いや、悪いと思うけど・・・」 母「国語はいつもと同じ点数を取ったわね。さすが!」 (良い点を見る) 子「文章題が簡単だった」(まんざらでもない顔) 母「今回上手くいったことは何?」 (上手くいったこと(=成功)を訊く) 子「」 母「テスト前に、アキラなりに頑張ったことは?」 (努力したことも一つの成功) 子「」 母「他には?」 (できるだけたくさん聞く) (中略) 母「もっと良くしたいことは?」 子「社会かな」 (中略) 母「ちょっと残念な算数だけど、次に取れるとしたら何点取りたい?」 (原因追求(=過去)ではなく、次の目標(=未来)に目を向ける。 同時に、本心、本音を聴く質問になっている。 けれど、すぐには本音が出ないこともよくある) 子「今回50点だから70点」 母「70点。70点取れると、どのくらいうれしい?」 子「」 母「そのために、これからできることがあるとしたら何だろう?」 (穏やかに。ここでも解決策(=未来)に目を向けている) 子「」 母「他には?」 (中略) 母「もっとやっておけばよかったことは何?」 (ここでようやく自己反省を促す) 子「計算かな。大問1と2をきっちりとる」 母「いいわねぇ。大問1と2をきっちりとるためには、何ができると思う?」 (漠然とした半生が多いので、行動ベースで具体化すると一歩踏み出しやすい) 子「計算と熟語をちゃんとやる」 母「計算と熟語をちゃんとやる。いいねぇ~。具体的には?…」 (中略) 母「今回の模試の体験から学んだことは何だろう?」 (成功や失敗を学びに変える)) 子「」 母「この経験を次に活かすとしたらどうする?」 (学びを次の行動の糧に結びつける) 子「」 母「お母さんに何かサポートできることはあるかな?」 (これを言われたら味方度UPすると思いません?) 子「とくにない」 母「そう、何かあったら言ってね。できることはサポートするから」 ここまで。 読み比べてみていかがでしょうか? セミナーでは、 「そんなに上手くいかない」 「そんな風に聴けない」 などのコメントが出ていました。 そうですよね。 いきなり全てを実践は難しいと思いますし、 お子さんによっては、反応も違うでしょう。 「話の間にどこか似ってしまうのではないか?」 というコメントにはセミナーでもお答えしましたが、 普段の小さな体験を振り返るのではなく、 「模試の結果」という月1回程度のことで、かつ重要なことだからこそ はじめのセットアップをすれば、30分くらいは話せる内容だと思います。 (険悪な関係だと、とても難しそうですが) 中学生、高校生になると、このような振り返りも難しくなる子が増えるので、 今のうちに、いい思い出を作ってみてください。(^^)/ 【パターン3】のスクリプトの色つきは、 「よく使える質問例」と「その意図」です。 テキストの「成功サイクル・成長サイクル」を見ながら使うと やりやすいと思います。 質問集だけをまとめたものは、また後日アップします。 お楽しみに♪ PR
「中学受験で悩むお母さんサポートセミナー」の
テキスト・資料をこちらの記事にアップします。 過去の資料をご覧になりたい方は、 こちらからダウンロードしてご覧ください。 第1回 (5月実施) ・ テキスト(表紙なし) ・ 資料1:自己評価を高めるサポート・低める行動 ・ 資料2:子どもを非行化させるコツ 第2回 (6月実施) ・ テキスト ・ 資料1:中学受験の悩み・メリット一覧 ・ 資料2:リフレーミング辞典 第3回 (7月実施) ・ テキスト ・ 資料1:タイプ分け診断表 ・ 資料2:タイプ分け診断表(子ども用) ・ 資料3:タイプ分け特徴 ・ 資料4:タイプ分け関わり方 ・ 資料5:学習優位感覚 第4回 (9月実施) ・ テキスト 第5回 (10月実施) ・ テキスト 第6回 (11月実施) ・ テキスト 第7回 (12月実施) ・ テキスト 第8回 (1月実施) ・ テキスト 第9回 (2月実施予定) ・ テキスト ※ご覧になるには、アドビシステムズ社が配布しているAdobe Readerが必要です (無償)。Adobe Readerをインストールすることにより、PDFファイルの閲覧・印刷などが可能になります。以下のサイトにてご用意ください。 ⇒ Adobe Systems Incorporated: Adobe Reader > ダウンロード
中学受験で悩むお母さんのためのサポートセミナー(4回目)を
9/13(火)に麻生市民館で開催しました。 夏休みの振り返りをしていると、 「話したいことがたくさんあるんだなぁ」 と感じました。 セミナーでも、セミナー後のランチ会でも、たくさん話して、 少しでも気持ちが楽になっていただければ幸いです。 母親が楽になると、子どもも楽になりますから(^^) 「自分の本当の気持ちを知ろう」というワークをしました。 子どもとの関わりの中で、 「攻撃的な自己主張をする」わけでもなく、 「受身的に自己主張しない」わけでもなく、 「穏やかに自己主張する」ことができるように、 その第一歩として、自分の本当の気持ちを探っていきました。 セミナーで気がついた方、 セミナーでは気がつかなかったけれどこれから探っていく方、 セミナーで気づいたけれど、それを表現しなかった方、 様々な参加者がいました。 自分の本当の気持ちというのは、自分ではなかなか気づかないものです。 何度も探っていくうちに、本当の気持ちにたどり着くし、 また、そのコツも掴んでいくのだと思います。 「子どもと言い合いになった」 「子どもに一方的に詰め寄った」 「言いたいことを言えなかった」 そんな経験をするたびに「母親修行」と思って、 自分の本当の気持ちを探ってみてはいかがでしょう。 気づくだけで、気持ちが楽になりますし、 それを素直に子どもに伝えたら、 子どもとの信頼関係もより強固になることでしょう。 「もっと深く知りたい」 「もっとじっくり取り組みたい」 という方には、次のセミナーをお薦めします。 --------------- 思春期<10代>へのコーチングセミナー テーマ:「思春期の子供とのより良い関わり方」 自立を目前にした「思春期」という、この時期。 親として子どもと濃密にかかわれる最後の時期です。 このエキサイティングな時期を、どのように過ごすかはあなた次第。 子どもを認め、自分も気持ちの良い関わり方を、一緒に学びませんか? ★日時・場所・対象等★ 日時:2011年10月16日(日)13:00~16:00 (受付開始12:45) ※施設利用の関係上、会場準備が12時30分からとなるため、 受付は12時45分からとさせていただきます。それ以前には入室 できませんので、ご理解ご協力のほどお願い申し上げます。 場所:東京ウィメンズプラザ 対象:思春期の子どもと関わる方、思春期の子どもとの関わりに関心のある方 定員:70名 会費:500円(お支払いは当日受付にて) ★申込受付★ こちらの思春期セミナー申し込みフォームよりお申込みください。 お問い合わせはciie.sisyunki@gmail.com(担当・山下)まで よろしくお願いします。 申込み期限:2011年10月9日(日)です。 みなさまにお会いできるのを楽しみにしています。 --------------- この日私は、、同じく共育コーチング研究会の 「教育関係者&先生サポート」セミナー のスタッフとして参加しています。 テーマは「子どものやる気を引き出す関わり方 ~優位感覚を通して~」です。 お子さんの学習効果を高めたい方にはお勧めです。 よろしかったらどうぞ。(⇒詳しくはこちら) PS:今までの資料と「模試の振り返り」に使える質問集を 今週中にアップします。 今しばらくお待ちください。 《やる気のトリセツ(取扱説明書)》を連載でご紹介しています。
前回までの内容はこちら
<8-4>霧を晴らす(前半)
「やろうと思うのだけれど、何をすればいいのか分からない」
学習塾でよく耳にする言葉です。
「今のままで良いのか漠然と不安」
これらに共通するのは何でしょう?
明確でないから行動できないのならば、明確にすれば良いでしょう。
中学2年生のMさんは、「やる気があっても行動できない」典型でした。 「社会の勉強の仕方が分からない。どうすればいいの?」
子どもたちは「知らない」ことを「分からない」という言葉でよく表現します。
「今までどのように取り組んできたの?」
そんなやり取りをしながら問題集の使い方やら教科書やノートの活用法を説明し、
素直なMさんはそれを実行したので、
その後、Mさんは定期テスト前になると私のところにやってきて
この時は、Mさんはやり方もやるべきことも知っていますし、体験もしています。
そこで私は、
するとMさんは、
書き終えると、
やる気があっても「何をどのようにすれば良いのかわからない」のでは行動に移せません。
また、「方法」や「行動」以外にも、「目標」や「現状」「抱えている課題」 次回に続きます。 一昨日7月24日(日)に、教育コーチング研究会主催の 天候にも恵まれ、118名もの方にご参加いただきました。 「中受ママセミナー」のスタッフや参加者の方々にも
お互い承認の声や心を掛け合いながら、 その先には、それぞれの家庭なり職場なりがあって、 広がる笑顔、深まる絆、お互い成長できる関係。 想像するだけで、顔がにやけてきます(^^)
詳細が決まりましたら、またご連絡いたします。 |
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