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学力が高い子と低い子の違いはどこにあるのでしょうでしょうか?
あるいは、 学力が伸びやすいこと伸びにくい子の違いはどこにあるのでしょうか? この質問をすると、いろんな答えが返ってきます。 たとえば、次のような答えです。 □ 学習習慣 □ 生活習慣 □ 頭の良し悪し □ やる気の違い □ 向き不向き □ 家庭環境 □ 家庭の経済事情 □ 高めあう友達の存在 □ 良い先生との出会い □ 愛情を充分に与えられたか □ 忍耐力 □ 努力する才能 □ 性格 □ 学習方法 □ しつけ □ etc. どれをとっても、学力との関係はありそうです。 唯一正しい答えが決まるわけではないのですが、 影響が大きいものと、比較的小さいものはありそうです。 教育の現場で多くの子どもたちと関わってきた中で、僕が思うのは、 高く安定した「自己評価」を持っている子ほど、学力は高く、また、伸びやすい ということです。 そして、「自己評価」を基盤として、その上に立つ学力の支えとなるものが、 「ルール・習慣」だと、僕は思います。 多少の表現の違いはありますが、 このことは、教育学や心理学でも、よく言われていることなので、 特別な新しい考え方ではありません。 ●なぜこうなるのか? 理由はいろいろありますが、 自己評価が高く安定している人と、そうでない人の違いを見るとわかりやすいでしょう。 ▼自己評価が高く安定していると、次のような形で現れます。 ・目標を達成するためい粘り強く努力を続けることができる ・困難にぶつかったときに頑張ることができる ・失敗から早く立ち直ることができる ・Noということができる ・劣等感をおぼることなく、助けを求めることが得切る ・長所や短所を含めたうえで、自分を肯定的にとらえることができる ・他人のことを考える余裕が持てる ・ほめられても批判されても、比較的冷静に受け止めることができる ・小さなことで動揺せずにいられる ・ストレスを感じにくい ▼自己評価が低かったり、安定していなかったりすると、次のような形で現れます。 ・あきらめやすい ・失敗を過剰に恐れて、新しいことに取り組まなくなる ・いつも他人の目が気になって、自然にふるまうことができない ・周囲が気になって、目の前のことに集中できない ・自分は弱く、ひとりぼっちだと感じ、落ち込みやすい ・人に嫌われることや、してはいけない行動をわかっていてもしてしまう ・上手くいかないときに、わかっていても、自らその状態を悪化させる ・人に助けを求めなくなる ・人や物事の悪い面、暗い面ばかり見るようになる ・人と比較しすぎて、優越感と劣等感のジェットコースターに乗ったように感情の起伏が激しくなる ・ネガティブな感情が強く出て、動揺しやすい ・ストレスを感じやすい 自己評価の持ち方による違いを見て、どんなこと感じましか? 学力に大きく影響するのは、ご理解いただけたでしょうか? 一番上の項目を比べて見るだけでも、 高い:目標を達成するためい粘り強く努力を続けることができる 低い:あきらめやすい の違いがありますから、わかりやすいと思います。 いろいろな研究結果でも、学力と自己評価の相関関係は説明されています。 また、良い自己評価を持つことは、学力だけではなく、 スポーツや芸術、仕事、人間関係をうまくやっていく上でもとても大切な基盤となるでしょう。 それでは、 どうすれば自己評価を高めることができるのでしょうか? どうすれば自己評価を安定させることができるのでしょうか? 自己評価の低い子に対してどんなサポートが効果的なのでしょうか? 逆に、避けた方がいいことは何でしょうか? そういった疑問に答えるべく、今後、 「自己評価」について様々な角度から、ブログに書いていこうと思います。 PR |
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