× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。 《No.8》やる気を活用するためのサポートをする 〈8-5〉短所を長所として見る
ある年の12月。 「自己PR書が書けないよ~!あ~、どうしよう~!」
自己PR書とは、公立高校前期選抜の提出書類の一つです。
ところがKさんは、ヘルプのオーラを全身から出していたので、
「それで、書けないって何が書きにくいの?」
「そう、長所なんてないもん。短所ならいっぱいあるのに!」
相手の言葉を返しながら、少しずつ語尾を変え、意味を変え、 「ホント、嫌なところばっか!」 そう続けるKさんに、タケダはなだめるように続けました。
「まぁ、短所と長所は表裏一体、表と裏の関係だから、 タケダに促され、Kさんは自分の短所をどんどん出していきました。
「まず、人に厳しいでしょ。そして口が悪くて、頭が悪い。
そうやって7~8個書き出したものを2人で見ながら、
この時タケダが意識したのは、一般的に言えるかどうかよりも、
「人に厳しいというのは、自分にも厳しいからできることでもあるよね」 Kさん本人の口から、自分の長所が出てきました。 同じように他の短所も長所やプラスの意味にリフレームしていきました。
・口が悪い
言葉や意味を書き変えると、Kさんは、少しにこやかに、穏やかに、
「自分の長所がわからない」というのは、なにもKさんに限った事ではありません。 もしも周りの大人たちが、
・短所を長所として見る
というサポートをしてけば、
あなたが関わる身近な子は、どんな良い面を持っていますか? PR 《No.8》やる気を活用するためのサポートをする <8-4>霧を晴らす(後半) ●現状を明確にする
入試直前の2月。塾内で多くの受験生が自習に来ています。
ある時、不機嫌な顔でタケダに言いました。
Sさんが興奮しているのが少し冷めるように、一通り話を聴いてからタケダは話しだしました。
その後Sさんは泣き事を言わずにやるべき事を必死に取り組んでいました。
Sさんのケースでは、彼女が通った足跡を明確にすることで、 《やる気のトリセツ(取扱説明書)》を連載でご紹介しています。
前回までの内容はこちら
<8-4>霧を晴らす(前半)
「やろうと思うのだけれど、何をすればいいのか分からない」
学習塾でよく耳にする言葉です。
「今のままで良いのか漠然と不安」
これらに共通するのは何でしょう?
明確でないから行動できないのならば、明確にすれば良いでしょう。
中学2年生のMさんは、「やる気があっても行動できない」典型でした。 「社会の勉強の仕方が分からない。どうすればいいの?」
子どもたちは「知らない」ことを「分からない」という言葉でよく表現します。
「今までどのように取り組んできたの?」
そんなやり取りをしながら問題集の使い方やら教科書やノートの活用法を説明し、
素直なMさんはそれを実行したので、
その後、Mさんは定期テスト前になると私のところにやってきて
この時は、Mさんはやり方もやるべきことも知っていますし、体験もしています。
そこで私は、
するとMさんは、
書き終えると、
やる気があっても「何をどのようにすれば良いのかわからない」のでは行動に移せません。
また、「方法」や「行動」以外にも、「目標」や「現状」「抱えている課題」 次回に続きます。
《やる気のトリセツ(取扱説明書)》を連載でご紹介しています。
前回までの内容はこちら 《No.8》やる気を活用するためのサポートをする
<8-3>評価をせずにありのままを受け止める たとえば、次のような子はいませんか?
・悪いテスト結果を隠そうとする
これらは、「他人の評価に対する恐怖心」が行動に表れたものです。
親や先生の期待に応えようと、一見頑張っているように見える子でも、
一般的には、身近な親や先生が、常に厳格、頑固、強制などの態度をとり、
「早くしなさい」
こう言う言葉はかけたくないものです。
対処法は様々ですが、 一つ、事例を紹介します。
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そんなA君も、時とともに徐々に変わっていきました。
ではどうしてこのような「他律」から「自律」へと変化していったのでしょうか?
A君が小学生の頃、母親は
また、子どもに対する不安から、自分でやらせた方がいい細々としたことまで
そして、上手くいかないことが続くと、
ときに「手出し口出し」しすぎることもあったようですが、
この変化は、面談に来る母親の表情や態度、姿勢によってはっきりと見て取れました。
母親の努力が功を奏して、A君は前述したように、自律していったのですが、 -------------------------------------------
愛するがゆえに厳しくしてしまうことがあります。
それでも子どもが「他律」ではなく、「自律」できるように、手放しましょう。
そうして子どもが、自分で考え、自分で決め、 《やる気のトリセツ(取扱説明書)》を連載でご紹介しています。
前回までの内容はこちら 《No.8》やる気を活用するためのサポートをする <8-2>アクセルを踏む前にブレーキを外す
「やる気はあるけれど続かない」 そんなことはありませんか?
そういう子どもをよく観察してみると、 そんなとき、周りの大人はどんなサポートができるでしょうか?
「もっと頑張れ!」
「あなたのゴールはどこ?そこにはどんなワクワクすることが待っているの?」
アクセルを踏むときは、ブレーキをかけないのが原則です。
心のブレーキを外すとき、私は子どもに次のようなこと聴いたり話したりします。
「過去に起こった失敗は、未来でも必ず同じことを繰り返すのかな?」
「過去に、始めは上手くいかなかったけれど、だんだんできるようなったことは何?」
「私もこんな失敗をしたよ。でもそのおかげで今の自分がいるんだ」
「過去の(失敗)体験から、あなたが学んだことは何?」
「この経験を次に活かすとしたら、どんなことができると思う?」
「(答えを受けて)あぁ、あるほどね。
「今話したことを、ちょっと紙に書いてみよう」
そうやって紙に言葉を書いてもらい、
※1:強い過去の苦い体験、トラウマになるような体験に関しては、
※2:過去の辛い体験を話しているときは、
※3:心のブレーキ=「恐怖心」は、悪い物ではありません。 |
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