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今日は、ある中学生のスピーチを紹介します。

テーマは、コミュニケーション力をつけるのに大切だと思うこと。

2分程度のスピーチですが、その中に、とても大切な要素が入っていて、

「中学生でここまで考えるんだ」と驚きと感動がありました。

(↑ということは、上から目線で子ども扱いしていたということです。反省(^^;)

 

――――ここからスピーチ――――

私は携帯を持っています。

携帯はとても便利で、伝えたいことをすぐに相手のもとへ「メール」という形で伝えることができます。

今では「絵文字」などもあり、とても便利です。

しかし、私は便利なメールでとても困ってしまった経験があります。

 

ある日、いつもの様に友達とメールをしていると、

メールをする相手が少し多くなったので、絵文字をつけずに送信してしまいました。

すると相手から「なんだかそっけないね」と返ってきて、

ささいなことからケンカになってしまいました。

そして「ごめんね」と送ったのですが相手にうまく伝わらずとても大変でした。

 

このことから私が思ったことは2つあります。

一つ目は、便利な情報化社会が人と人との関わり合いを不便にしていること。

私の例で言うと、ささいなことから始まってしまったケンカです。

二つ目は、本当に伝えたい思いは、相手の顔を見て、直接自分の口から伝えること。

「ありがとう」「ごめんね」この2つの言葉は、特に重要だと思います。

 

まとめると、コミュニケーション力を身につけるためには、

友達や家族と会話をすることだと思います。

メールでは分からない表情や気持ちを読み取ることができます。

このようなことがコミュニケーション力をつけるのに大切なことなのだと私は思いました。

――――ここまで――――

 

メールや携帯、インターネットなどの情報技術は、

人間に新たなコミュニケーションの取り方を与えました。

それはいつでもどこでも使える便利さがあり、

同時に、顔と顔を合わせてコミュニケーションをとる回数を減らしもしました。

退職届をメールで届ける人もいます。

彼氏と別れる時に、メールで

「あなたとはもう付き合えない。あなたにはもっとふさわしい人が現れるわ。

今までのことは良い思い出。さようなら。ありがとう」

と書いて送信ボタンを押したら「はい終わり」という人もいます。

 

でもこれって、ちょっと変じゃないかな、と私は思うのです。

中学生のスピーチにもあるように、

想いや大切なことは、相手の顔を見て直接自分の口から伝える。

それは大変煩わしいことかもしれないけれど、手間をかけた分、

想いや大切なことが伝わるのではないでしょうか。

 

私の尊敬するコーチが、ちょっとした、けれど大切な家族のルールをつくっていました。

「夕御飯が必要ない時は、メールではなく電話でママに伝えること」

 

そしてそのコーチに「お子さんにはどんな大人に育ってほしいですか?」

と尋ねると、こう答えました。

「ありがとうを言える大人になってほしい。

だから僕が子どもにありがとうを伝えるようにしている」

 

そのコーチの家族は、私の知る限り幸せそうです。

 

同じことを中学生が考えていると知った時、私は驚き、感動しました!

そして「是非!」と掲載の許可をいただき、ここに書いています。

ありがとう!Yさん!
 

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