× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。 学習塾でのドラマを一つ紹介します。 ◆◆◆ 公立高校入試合格発表の前日。 「あ~、どうしよう…。あ~、どうしよう…」 A子が言った。 予想だにしていなかった言葉に、タケダは戸惑った。 ◆◆◆ 入試の出来はよくなかった。 しかし、入試得点だけ見れば、 「今までの努力が実になっているよ」ということを伝えたくて。
「だって、先生が希望を与えるんだもん……」 希望があるから、不安にもなる。 ◆◆◆ 一緒に時間を共有して、1時間くらいたったころだろうか。 心を受け止めようと、そっと寄り添う。 もう一つ言葉がこぼれ落ちた。 心を受け止めようと、そっと寄り添う。
彼女はその紙をじっと見つめていた。 ◆◆◆ 帰り際、タケダは尋ねた。 友達と帰る姿は、来た時より足取りが軽く見える。 ◆◆◆ 合格発表当日。 タケダは朝から教室で待機。 電話が鳴った。ゴクリ。 「お疲れ様です。カネコでーす。生徒じゃなくてごめんなさーい(笑)」 16時過ぎてもA子は現れなかった。 ◆◆◆ 17時前。A子が教室に来た。 A子が目を合わせて言った。 「受かったよ♪」 一瞬、 視界が、開ける。 「え、本当?」 「やったー!よかった~。おめでとう!」
◆◆◆ 半月後、中学3年生卒業祝賀会。 ―――――――――――――― 小3の12月から関わって、もう6年。 PR |
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★☆ 巡り合えた奇跡の軌跡 ☆★
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プロ家庭教師×学習コーチ
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